Q.ファンの大きさ、高さ、速度の関係 ファンの性能は最大排出能力Qmax(m^3/min)という指標で見積もる。
ここでQmaxは
Qmax=(φ*(R^2)*H*ω)/2
という関係があり
φ:流量係数
R:ファンの外径
H:ファンの羽根の高さ
ω:ファンの回転角速度
ファン側で吸引力を大きくするにはこのQを大きくすればいいはずである。
式を見ると、まずファンの回転数は当たり前として、ファンの外径が2乗で効いてくるので寄与率が高いことがわかる。つまり吸引力を簡単に上げたければファンの外径を大きくすることが、一番効果があると言える。
Q.羽根の角度 羽根の形状について私は正直不勉強なところがあり、詳しいことはわかっていません。現状の設計方法としては既存のファンを参考に曲率を予測してコピーする形で決めている。
Q.羽根の枚数
こちらも定量的なものはなく、自分の感覚になりますが
・少なすぎると空気の排出容量が小さくなり、負圧が低下する。
・多すぎると回転抵抗が増大し、モータへの負荷が大きくなることでエネルギー効率が低下する。
という特性がある。自分の感覚では6〜8枚ぐらいが適していると考える。
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