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■10.マイクロマウス "Mice sweeper"の紹介
Width:76mm Length: 112mm Height: 32mm
約116〜126g(電池,用いる吸引装置により異なる)
両輪一体速度PI±角速度PI
1717T006SR+IE2-512 ×2
Driver
TB6612FNG
SH7137F 80MHz with 256k EEPROM
TPS601A & OSR5MA5111A×6
POM Diameter:24mm Width:8mm 両持ちベアリング Gear rate: 14:66 M0.3協育歯車 CNCによる追加工
近そうな未探索区間に足立っぽいもの
Straight:2.5〜3.0m/s Turn:1.3〜1.8m/s Acc:9.8〜15.0m/ss
■モータ制御ルーチンの変更 このマウスは09マウスまでのモータの制御方法が大きく異なり、それまで、ターンや直進のパターンで制御系をいくつか切り替えていたが、このマウスは全てのモーションが完全に同じPIサーボシステムで動いている。直進速度系と回転系のサーボ制御を10行ほどの制御に集約させ、安定したのでゲインもかなり上げることができた。 ■ターン ターンは旋回半径とおおまかな速度だけを与え、出たなりの速度で回っている。そのためターン速度は厳密にはその時々によって変化しており、実際のスピードは目標より速かったり、遅かったりする。ターン直進の切り替えは座標条件と角度条件の2段構えでいずれかが条件を満たしたときに移るようにしている。座標と角度を独立で見ているので、スリップや衝突などでどちらかに多少の誤差があっても持ち直せるようにしている。 ■壁切れ補正 このマウスの今回最も調整に苦労した部分である。壁切れは光センサで6種類ほどのターン進入パターンを判別し、手前の高速走行で進入位置が乱れた場合でも対応して正常に戻すようにしている。具体的には壁切れを検出するまでターン開始をじらすという制御である。これはさじ加減が重要で、どこまで光センサを信用するかということである。また手前1区画が抜けていると誤認識しやすくシビアになる。 壁切れ座標の決定はターンごとに学習走行を行い、マウスが自動で決定しており、パラメータとしてEEPROMに書き込まれる。
吸引の様子 走行の様子
■バカ
賢さがたりない。迷路を作る側の思う壺。今後は地区大会でもレイアウトが嫌らしくなる可能性があるので、少し探索や最短導出方法を見直す時期かも。
■慣性モーメント
汎用性を出すために底板マウスを諦めたが、専用機にすれば軽量化も相まって、もう少し速くなりそうな気がする。もう少しマスへの集約が必要。 ■メカ パワーを重視しすぎた。かえって遅くなった部分もある。次回はもう少しバランスを取ろう。また、吸引機構についても改善の余地あり。